一般的に、業務用エアコンの寿命は10年から15年程度と言われており、使用頻度によっては更に短命になることもあります。まだ使用年数がそれほど経過していなかったり、メーカーの保証期間内であったりする場合には、交換ではなく修理で対応することも可能です。しかし、相当年数に渡って使用している場合には、修理よりも交換した方が費用面で有利なことが多いだけでなく、そもそも部品が既に廃盤になっているなどの理由で修理ができないこともあります。実際に業務用エアコンを交換するには、専門の販売店に発注から設置までを一元的に依頼することになります。
業務用エアコンには、天井カセット形や天井吊り形など様々な形状があり、家庭用のように市販されていません。販売店の担当者に現物を確認してもらって、後継機種や合う形のものを提案してもらうやり方が一般的です。また、メーカーや形状によって料金も異なるため、交換費用の相場にもかなりの幅があります。そのため、業務用エアコンを交換する前には、複数の販売店から相見積もりを取ることが大切です。
設置した当初に購入した販売店で引き続き購入しなければいけないものと思われがちですが、業務用エアコンの規格は統一されているので、どこの販売店で購入しても問題ないケースが多いです。一社だけの見積もりでは、相場よりも高額に見積もられたとしても気付きにくいので、相見積もりを取って費用が妥当かどうか確認しましょう。